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質問に答えて

2017/04/21 Fri

今日は曇り。
予報通り朝からずっと曇ったまま。
気温もそんなに上がらない。
日陰にいると寒いような、
かといって着込んで動くと厚いような・・・、
微妙な感じ。

この週末も降らないようなので、
そろそろ野池と田んぼの準備でも始めようかと思ってます。
といってもまだ、大したことはしませんが・・・。





タイトル行く前に今朝の写真。
いつもの山とブナの林。
C_6504.jpg

C_6499.jpg C_6502.jpg

大分雪が解けて、
ブナも芽吹いてきました。
もう少ししてもっと真っ青になると
いよいよ新緑って感じかと。

そういえばこの週末は当地は桜が丁度良いかも。
今朝で三分位だったので、
良い感じの写真撮れるでしょうか・・・。
まぁ、腕がありませんが(笑)。





先日、コメント欄で同じような質問を二度貰ったので、
それについて書いてみようかと。
ついでといったら失礼ですが、
我が家に遊びに来られる方からもらう同じ様な質問もあるので、
遊びに来られる方が聞くのならここを見ている方も
同じようなことを思っているのではってことで、
書いてみることに。

まず、
福だるまと玉さばの違いはなんですかっていう質問。
それと、玉さばとさば尾の違いは何ですかという質問。
福だるまと玉さばについてはコメント欄に書いたので、
今日はさば尾と玉さばの違い。

これを最初に書くのも何ですが、
さば尾と玉さばの明確な違いの定義はありません。
さば尾の丸いものが玉さばってことになってます。
と書くととっても無責任に聞こえる(笑)。
ので、もう少し詳しく解説しようかと・・・。
といっても、これから書くのは自分が思っている事なので、
それは違うという方もいるとは思いますので、
そんな方はコメント欄にでも書いてください。

違いになりませんが、
質問者様からが横見の場合ってことだったので、
分かりやすく言うと、
玉さばは琉金の尻尾がさば尾の物。
さば尾はコメットが太くなって体高が有るものだと
思ってもらえると分かりやすいと思います。
一般的に玉さばは体形を重視しさば尾は更紗模様を重視します。
が、自分は玉さばもさば尾も上見の柄が一番大事(笑)。
ここは自分のこだわり。

見た場合分かりやすいように書きましたが、
必ず下すべての魚が琉金体系の玉サバとは限らず。
さば尾にしてもそれは同様。

ある意味言った物勝的な要素も有ったりします。
見て、長いなって感じの物でも飼い主が
これは玉サバですと言えば、それは玉さば。
逆に真丸で玉さばじゃないって思っても、
さば尾ですと言われればそれはさば尾。

何でそうなるのかというと、
最初に書いたキチンとした定義が無いから。
それと、玉サバからさば尾も玉さばも生まれるから。
当然逆でさば尾からも玉さばもさば尾も生まれる。
親が玉サバだから多少長くても、
仔も玉サバだという論理。
なので、言ったもの勝ちになるのです。

玉さばとさば尾の区別は
玉さばと福だるまの区別より簡単だと思う。
まぁ、色々書きましたが、
いろんな魚を見て観る目を付けてもらうのが、
なんだかんだ言って早道だと思います。





次の質問は、
色揚げってやらないと駄目ですかというもの。

これの回答は難しいです。
自分はあたえてます。
でも、無理して食わせなくても良いと思ってます。

多分ここで、夏場になると与えている餌を紹介する。
その中に色揚げも入っているので、
そんな質問になるのだと思いますが・・・。

まず、基本です。
色揚げって基本消化に良くない。
なので、水温がある程度上がって
魚の活性が上がったのちにあたえる。
当然食わせてすぐ効果は出てきません。
自分が与えているものは40日以上やらないと
効果が出てこないとなってます。
物によって効果が出始める日数は違うと思いますが、
ある一定期間以上あたえないと、
どちらにしろ効果はない。
それに弊害もある。
色揚げやりすぎると肌が黄色くなります。
特に顔回り。
これは餌だけの影響なら、
餌止めれば2ヶ月くらいで黄色味は引きますが。

餌だけじゃなくて、
陽の光(紫外線)や水の状態も影響してくるので、
一概にこうですって言えないので、
難しいです。
それに色揚げの餌って高いし(笑)。

まぁ、そんなこんなを考慮して、
無理してあげなくても良いのではって答えになる。
自分としては、与えるなら色揚げだけじゃなくて、
他の餌も混ぜて一緒にやった方が良いと思います。

ついでに、
色揚げやると緋がより赤くなると思っている方がいるようですが、
それは誤解です。
色揚げやったからと言って、
オレンジの緋が真っ赤になるわけではありません。
あくまで持っている本来の色が濃くなるってことです。
まぁ、少しは赤くなるのかもしれませんが(笑)。
最初に持っている質が色揚げで変わるわけではないってことです。

なので、魚選ぶときには質は大事なのです。

もう二つくらいの質問について書こうと思ってましたが、
久しぶりに書いたら長くなった。
短くまとめるって難しいです(笑)。
なので、今日は以上です。





最後はお気に入り。
72_2515.jpg 72_2043.jpg 72_1930.jpg

こいつの緋も良いですよ。

ただ、浮いてこないので写真が無い(笑)。
我が屋に見に来たことある方でも、
こんなのいたっけって感じの個体だと思います。
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コメント

Secret

詳しい説明ありがとうございます!
緋色は遺伝的要素が強いと思っていたのですが、紫外線も大切なのですね( >Д<;)
室内飼育だとやや不利ですね…
爬虫類を飼っていたときに、ガラスを通らない(通せない)紫外線が成長には必要と聞いたことがあります(*´ノ∀`*)
考え出すときりがないですね( TДT)

ちなみに、名前を「です玉」と名のらせてもらって良いですか?つよ玉さんが名付け親ですが(●’∇’)♪

No title

さば尾好きさんお疲れ様です^_^

です玉さんお久しぶりです。
さば尾好きさんのおっしゃる通りだと思います。
室内飼いするとオレンジや黄色になりやすいですね…
餌のやりすぎで急激に太らせ、年齢にそぐわない玉サバなどがなりやすく、そうなると寿命は半分で突然死などが多いです。
野池の条件もありますが、それでも野池で飼っているのにオレンジや黄色の緋色でしたら遺伝ですので「要注意」です。


つよ玉

Re: タイトルなし

です玉さん、こんにちは。
改めて、初めまして、宜しくお願いいたします。

色の質に遺伝から来る要素が一番重要なのは間違いないです。その他の要素として紫外線だったり、水質だったりするわけです。もっと細かく言うと明るい入れ物だと色は飛びやすいですし、黒等の色の濃い入れ物だと緋色は濃くなる傾向があります。なので、ガラス水槽だと水槽壁面に黒のシートを張ったりするわけです。
やっぱり通年室内で日が当たらないところよりも、日が当たる場所の方が緋色にはいいと思いますが、飼い主が水槽維持という意味では日が当たらない場所の方が楽ですよね(笑)。

さば尾を見たいということなら、今なら我が家に来ていただければさば尾はいくらでも見ていただけますよ(笑)。と言っても、GWになれば野池に放すので本当に今だけですけど。
さば尾好き

Re: No title

つよ玉さん、こんにちは。
ここだとお久しぶりです。

室内飼育だと色、退色しやすかったり、薄くなったりしやすいと書きますが、書く自分は実は夏場は室内飼育一匹もしていないという現状が有ったりしますが・・・。実践してないなら分からないだろって、突っ込み来そうです(笑)。
やっぱり緋質は遺伝が一番大きい要素だと思ってまして、それには良い雄親が不可欠です。持って生まれた物ばかりは後から色揚げいくらやってもどうしようもありませんから。

二才魚に大量の餌を食わせて急激に大きくするのは自分も反対です。つい最近そんな魚を大量に見たばかりですが。飼い主というか、売り主の考え方は色々あるとは思いますが・・・。自分以外の人のところに行ってからも長く楽しんでもらえる魚を作ることが大事だと思います。自分で飼い続けて5才くらいになると良い物から突然死では切なくなりますし。なので、自分は二才魚をデカくするのをやめました。二才時はほどほどで良いと割り切ってます。三・四才と飼い込みながらデカくした方が長く魚を楽しめますから。そうすると二才時は品評会で戦えませんが(笑)。
さば尾好き

申し訳ない(^o^;)

私のようなド素人が巨匠2人様と会話ができ感激と申し訳なさでいっぱいです( >Д<;)

Re: 申し訳ない(^o^;)

です玉さん、こんにちは。
自分巨匠じゃないですよ(笑)。つよ玉さんは巨匠ですが。
気軽にお声がけください。
さば尾好き
プロフィール

さば尾好き

Author:さば尾好き
新潟県中越の田舎で金魚飼育。
夢は金魚屋です。

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